苦手だけどついつい観ちゃう…それがホラー映画。
今回紹介する「IT」も、予告で観てすごい怖そうだけど、同時に面白そう!と思った映画です。
ポスタービジュアルとかが良くて、赤い風船、黄色いコートを着た子供、風船に薄っすら映ったピエロに、赤文字で「IT」。
予告動画のサムネでも分かるように、かなりよくできたビジュアルにも魅かれて、公開をすごく楽しみにしていました。
今回はそんな「IT」のプレビューです。
映画「IT “それ”が見えたら、終わり」予告編(ワーナーブラザーズ公式チャンネルより)
演出はとってもいい!怖いシーンは結構好き
この映画のオープニングはすごく好きなシーンですね。
雨が降り続いているシーンから始まり、その裏でピアノの劇伴が流れているのですが、カメラワークの中に映る、主人公ビルのお母さん?的な人がピアノで弾いてるという演出がすごく気に入りました。
また、予告編でもあるように、排水溝を覗き込むとピエロがスッと出てくるシーンだったり、他の子供たちがピエロと出会うシーンなんかは、演出も相まってなかなか怖い感じになってました。
ピエロは色んなものに姿を変えれるため、それぞれの子供が怖いと思うものに姿を変えて襲ってきます。
そのため、色んな怖いシーンがあってとても楽しめました
期待値を上げすぎてしまい、逆に不発だった
ホラー部分については、前述した通り演出などがすごく良いなと思ったのですが…
完全に個人的な問題ではありますが、この「IT」に関しては、鑑賞前からかなり期待値を上げてしまったんですよね…
そのため、他レビューなどでは絶賛の意見が多い中、確かに面白いとは思うんですけど、個人的にはちょっと微妙な感じで終わってしまいました。期待値を超えられなかった理由としては、映画の中で感じた違和感があったためだと思います。
この映画はホラー映画というカテゴリに分類されますが、子供たちの友情や冒険的な側面も見受けられます。
そのため、怖いの半分、青春半分みたいな感じで、若干の中途半端さに違和感を感じました。
予告ではホラー全開な感じで、すごい怖そう!!っていうのが第一印象だったのですが、笑えるところや和むシーンもあったため、全体的な怖さはそこまででもなかったですね。
怖いと感じた方には大変申し訳ないですが、B級ホラーやサスペンス映画のほうがよっぽど怖いです。
また、昔の事件やら、”それ”が現れる場所やら、何となく怪しい謎がちょこちょこ出てくるんですけど、結局顛末が明確に語られるわけでもなくモヤモヤすることもありました。
どちらかというと、”それ”と子供たちが対決する場面だったり、ホラーより友情とか青春の方がメインになってくるのかなぁ…。
ホラー映画なんですが、そういったホラー以外の要素もあるためちょっとごちゃごちゃしてる印象があり、個人的には不発でした。映画評論家の視点から見ると、ジャンルがまたがっていてそれが上手く融合しているのが良いらしいんですけどね…
一応、最後、映画タイトルが出た際に、chapter1となっていたため続編があるようです。今回観て感じたモヤモヤも解消できればいいなぁ…
…ちょっとプレビューの内容が薄くなってしまいました。
期待値を上げすぎるのは良くないですよね。
今後そういった映画があった時には、なるべくまっさらな気持ちで鑑賞するように心がけたいと思いました。
公式HP:IT “それ”が見えたら、終わり。
トップ画像引用:2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.
鑑賞記録
劇場
TOHOシネマズ日本橋
スクリーン1(シネスコサイズ)
上映回:2017年11月11日(土)18時30分~
本編前予告作品一覧(上映順)
(1)嘘を愛する女
(2)祈りの幕が下りる時
(3)DESTINY 鎌倉ものがたり
(4)火花
(6)フラットライナーズ
(8)オリエント急行殺人事件
(9)ジャスティス・リーグ
客層
20代 2割
30代 5割
40~50代以上 2割
男女比 5:5
備考
上映開始後の入場者1名