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グレイテスト・ショーマン|自分らしく生きることを後押ししてくれるミュージカル

LA・LA・LANDの製作チームが贈る感動のミュージカルエンターテイメントということで、かなり期待しながら観に行きました。
元々ミュージカル映画ってそんなに好きではなかったんですけど、LA・LA・LANDが良かったので公開が楽しみでした。(なのに公開初週には行けず…)

ということで、観てきたらすごい良かった…楽曲が特に好き。
今回はそんな「グレイテスト・ショーマン」のレビューです。


映画『グレイテスト・ショーマン』予告D (20thFOXjpより)

「グレイテスト・ショーマン」ってどんな話?

P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は妻(ミシェル・ウィリアムズ)と娘たちを幸せにすることを願い、これまでにないゴージャスなショーを作ろうと考える。イギリスから奇跡の声を持つオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)を連れてアメリカに戻った彼は、各地でショーを開催し、大成功を収めるが……。
シネマトゥデイより

P.T.バーナムさんは、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた興行師とのことで、実在した方なんですね。
そんな前情報を全く知らないまま観に行ってしまいました。

ですが、差別や偏見で居場所をなくした人たちがスターになれる場所を作り、自身も興行師として成功を収めた素晴らしい方なんだなということをこの映画で知ることが出来ました。

この映画は、そんな彼のサクセスストーリーをミュージカルとして描いた作品となっています。

【ココが良い】音楽、ミュージカル

LA・LA・LANDの製作チームだけあって、楽曲はめちゃ良かったですね。
LA・LA・LANDの時もそうでしたが、映画を観終わった後に迷わずCD買っちゃいましたね。
それくらい素敵な楽曲ばかりでした。

特に、ヒュー・ジャックマンとザック・エフロンがバーで歌ってるシーンのThe Other Sideっていう曲が個人的にはツボですね。楽曲も良かったですし、そのシーン自体もすごく良かったです。
グレイテスト・ショーマンでは、グラスを置く音とか、金槌で叩く音とか、楽器以外の音を使って映像とリンクさせた演出が楽しくて胸熱でした。

あと、上映時間104分に対して楽曲が9曲。
リプライズも含めると、実際にはもう少し歌があるので、映画の中の音楽の比率が高い!
今思い出してみても、ずっと音楽が流れているような印象さえあるくらい、歌がたくさんありました。
そのため、音楽好きの自分にとってはかなり楽しい映画でした。

また、LA・LA・LANDはオープニングのワンカットでのミュージカルシーンがとても圧倒されましたが、グレイテスト・ショーマンは、ワンカットはないものの、歌・セリフ・ダンスをうまく組み合わせた所謂ミュージカルっぽい演出がとても素敵でした。

これは期待通りの作品でした。

【ココはちょっと…】ストーリー

すごく楽しめた映画だったので、ここはちょっとなぁ…というところは正直ないのですが、強いて挙げるとすれば、ストーリーですね。

物語の展開としてはあまり深くないと思いました。
ちょっとした苦難もありますが、割とサクサクと物語が進んでいくので、都合が良いように見えた部分もあります。

ただ、この映画の軸としてはミュージカルと多様性だと思いますし、前述したとおり、音楽やミュージカルが良かったので、それほど気になりませんでしたね。

自分らしく生きることは大事!

映画の中では、差別や偏見で居場所を失っていた人たちが、ショーの中で居場所を見つけて輝いていく姿が映し出されていました。
ショーの中のエンターテイナーだけではなく、バーナムも、興行が成功したにも関わらず、上流階級の人たちには低俗なものと言って認められなかったり、フィリップも空中ブランコ乗りのアンに恋をしてしまうが、身分の違いに苦悩するなど、そういった世の中の空気感も描かれていました。

でも、「自分らしく生きる」ということは大事だというメッセージがこの作品には込められていると思います。
話題にもなっている「This is me」という曲にもそれが表れています。

周りの色々な言葉に振り回されるのではなく、
自分に誇りをもって、自分のリズムで行進するの、もう怖くない。

そんなニュアンスの歌詞が、自分らしさや自分の居場所を見失っている人を後押しする応援ソングになっていると感じました。
とても良い楽曲です。


ちょっと話は変わりますが、上映前の企業広告が印象的でした。


企業「ForONEs 2017」篇60秒 (docomoOfficialより)

docomoのForONEs~世界は、ひとりの複数形でできている~
このコピー好きだなぁ…
映画館の企業広告はガツンと来るのが多くてすごい良いよね。

というわけで、グレイテスト・ショーマンの評価は…

音楽★★★★★
物語★★★★☆
脚本★★★★☆
演出★★★★★
感情★★★★★

総合評価4.6

公式HP:グレイテスト・ショーマン

トップ画像:©Twentieth Century Fox Film Corporation.

鑑賞記録

劇場

TOHOシネマズ新宿
スクリーン10(シネスコサイズ/IMAX)
上映回:2018年2月24日(土)21時00分~

本編前予告作品一覧(上映順)

(1)ブラックパンサー

客層

20代 3割
30代 4割
40代 2割
50代~1割
男女比 5:5




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