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ペンギン・ハイウェイ|謎に満ちたすこしふしぎな物語

こんにちは、あしだです。
予てから期待していたペンギン・ハイウェイを観てきました。
大変素晴らしく、心に残る作品でした。期待を大幅に超え、君の名は。以降初のヘビーリピート映画になりそうです。

公開翌日に初めて観に行ってきましたが、あまりにも良すぎて、当日は「良かった…(語彙力)」くらいの感想しか出てこなかったのですが、鑑賞6回目を終え、少しですがようやく自分の中で整理できたので記事を書こうと思います。
※基本的にネタバレありです。また、原作未読のため的外れな見解があったらすみません。


映画『ペンギン・ハイウェイ』 予告2 (TOHO animation チャンネルより)

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映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~を観てきた

毎年クレヨンしんちゃんと名探偵コナンは決まって観に行ってますが、今年もその季節がやってきました。
クレしんは昔から観ていて、むしろクレしんと一緒に育ってきたので安心して観れますよね。

コナンはまた別日に観に行きますが、今回はクレヨンしんちゃんを観に行ってきたので「映画クレヨンしんちゃん2018」のレビューです。


『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』予告(東宝MOVIEチャンネルより)

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2017年の映画マイランキング|TOHOフリーパスを2回発行で延べ119回、92作品を鑑賞

2017年もあと2日で終わり。
年末のこの時期、今年1年はどうだったかな、と振り返ってみたくなりますよね。

自分自身は…今年も相変わらず映画の一年でしたね。
2017年はタイミングが良くTOHOフリーパスを2回発行できたので、延べ119回92作品を鑑賞することができました。

そこで今回は、2017年の映画マイランキングを作ってみました。
今年観た92作品のうち、昨年公開の下記3作品を除いた89作品でのランキングとなります。
君の名は。
この世界の片隅に
ぼくは明日、昨日のきみとデートする

 2017年の映画マイランキング

ランキングの作り方について

作成したマイランキングは、基本的に私の主観での判断となりますことを予めご理解ください。

ランキングの作り方としては、私が映画を観る上で特に重要視している「音楽」「物語」「脚本」「演出」「感情」という5つの項目ごとに、5点満点で点数をつけました。
それぞれの項目の合計を平均したものを総合点として、ランキングを作成しています。

「音楽」
基本的には劇伴のことです。映像や物語に合った音楽か、そもそもの楽曲がどうかという観点です。
「物語」
単純に、ストーリーが自分の好きなものかどうかという観点です。
「脚本」
物語の構成や、劇中に印象に残るセリフがあったかどうかという観点です。
「演出」
配役や演技、映像の仕上がりなど、いわゆる演出が自分にとって良いと感じたかどうかという観点です。
「感情」
泣いたり笑ったり、心打たれたり、考えさせられたり、何かしら自分にとってエモーショナルな映画だったかというかという観点です。

以上の観点でランキングを作成しましたので、
どうぞご覧ください。

映画マイランキング2017

あしだが選ぶ2017年の映画マイランキングの発表!
下記の画像をご覧ください。

2017年の映画ランキング

同列でのランクインが多い結果となりましたが、
私のとっての2017年の1位は、「虐殺器官」と「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ」でした!

上位20作品のひとことコメント

1位:虐殺器官
制作会社の経営破綻で、一時は公開も危ぶまれた作品。
事前の期待値もかなり高く、音楽や脚本、演出などどれも良くて本当に最高だった。

1位:響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ
テレビシリーズの総集編とは思えないほどの完成度。
印象的なセリフや素敵な音楽で耳と心が幸せになった。

3位:ラ・ラ・ランド
オープニングのワンカットのシーンは圧巻。
一方、切ない物語が胸の中に余韻を残す。

3位:夜は短し歩けよ乙女
斬新な映像表現と大島ミチル氏の音楽が絶妙にマッチ。
花澤香菜さんの声も素敵で、目と耳が幸せになった。

3位:メッセージ
映像のスケールが想像よりも大きかった。
誰にも分ってもらえないが、君の名は。のような雰囲気を感じた。(運命的なお話という点で近いものを感じた)

6位:モアナと伝説の海
劇中歌が多くて音楽がとても良かった。
ディズニーらしい冒険物語で勇気と感動を貰った。

6位:SING
SINGというタイトルだけあって、音楽が楽しい映画だった。
「お父さん、ごめんなさい」のシーンで号泣した。

6位:夜明け告げるルーのうた
100%Flashを使った映像がとても良かった。
夜は短し~もそうだが、観ていて楽しい映画だった。

6位:トリガール!
土屋太鳳さんの可愛らしい雰囲気とは正反対の役柄で、ある意味迫力があって面白かった。劇中のノリが個人的には好きで、かつ、王道の青春ものがハマった。

6位:女神の見えざる手
ミス・スローンの策略が完璧すぎて、先が読めない展開。
これは本当に面白かった。今年一番の興奮。

11位:ひるね姫 知らないワタシの物語
夢の中と現実が絶妙にリンクしていてワクワクさせられたし、何というかプロジェクトX。もうちょっとヒットしても良かったと思う作品。

11位:暗黒女子
映画の中で何篇かに話が分かれていて、ある人物の死が誰の手によるものかをそれぞれ違う視点から見せる構成が良かった。
そしてかなりダーク。こういう映画は好き。

11位:美しい星
地球に住む人類について考えさせられる興味深い映画だった。
宇宙人が人類の愚かさを見せつけられるんだけど、「やっぱり、綺麗だなぁ」。ラストのセリフが胸に刺さった。

11位:ゲット・アウト
涙を流しながら笑う家政婦がなんとも不気味で、じわじわ来る恐怖がすごかった。アメリカのお笑いコンビが監督・脚本を手掛けていて斬新な映画だった。社会的な問題も織り交ぜた良作。

11位:泥棒役者
別人に間違えられる泥棒が喜劇的で面白かった。また、劇中に出てくる「タマとミキ」という絵本を書いた背景につい涙してしまった。

16位:ネオン・デーモン
映像がすごい前衛的だった。
ファッション界の闇をかなり深く描いていて恐ろしい映画だった。ラストは賛否両論が出そうだけど、個人的には好き。

16位:美女と野獣
古くから慣れ親しんだ素敵な物語。
エマ・ワトソンが可愛らしくてハマり役だった。

16位:打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
「もしも」の世界が作りだす奇跡の物語。ガラス玉が砕けるシーンが好き。考察がかなり捗るタイプの映画だった。

16位:gifted/ギフテッド
メアリーにとって本当の幸せって何だろう。メアリーは生意気だけど、とっても優しい良い子。心温まる物語に涙。これは観て良かった。

16位:特別版Free! -Take your marks-
1期2期とハイスピードも観ていたので、遥たちが高校を卒業した後のエピソードを待ってました!御子柴兄弟と宗介が好きすぎてヤバい。3期も楽しみ!

TOHOフリーパス2回発行でブーストをかけて100本超え

2017年は、本当にタイミングが良く、TOHOシネマズのフリーパスを2回も発行できました。
そのおかげで、昨年よりも鑑賞本数を伸ばせました。
ちなみに、フリーパス鑑賞期間は、1月26日~2月25日、8月26日~9月25日です。

フリーパスはなかなか重宝しますが、最高でも19本しか観に行けませんでした…
1か月フリーと言えども、ほとんど平日なので行ける時間帯が限られてしまうということもあり、ちょっと勿体なかったですね。

今のところ、シネマイレージが2,000ポイントほどなので、また来年、1回はフリーパスを発行できそうです。

今年もリピートが多かった。

私の場合、結構リピート鑑賞に行ってます。(特に君の名は。)
純粋に鑑賞作品だけで数えてみると、約90本。
1年で映画を観に行った回数は約120本。

30本近くは、何らかの映画のリピート。
そんなに観に行ったかぁ…としみじみ。

というか、これ以外にも全然観れてない映画もたくさんあるので、それを考えると、映画って1年の間に結構供給されてるんですね。いやはや。

ちなみに、今年の映画納めは「フラットライナーズ」でした。
来年の映画初めはどのタイトルを観に行こうかな…

今年1年の映画鑑賞に使った費用は。

たくさん映画を観に行くとよく聞かれるのが
「いったい映画にいくら使ってるの?」という質問。

私は結構マメな性格なので、ちゃんと家計簿つけてますよ。

では、今年は映画鑑賞にどれくらい使ったか。
表にまとめてみましたので下記の画像をご覧ください。2017年の映画鑑賞費用一覧今年1年で映画鑑賞に費やした費用は、129,900円でした。

映画鑑賞の単価は、1本あたり約1,091円。

だいぶ単価は安くなりましたね。
前述したとおり、2017年はフリーパスを2回発行できたのが大きかったのと、TOHOシネマズアプリのクーポン利用や、ファーストデー、レイトショーなどの各種割引を使ったことが単価を押し下げる要因となりました。

ちなみに…

コンセッション(飲み物やポップコーン)は、年間36,260円。
シネマグッズ(パンフレット等)は、年間7,320円。

ということで、
大きく一括りで映画に使った総額は173,480円!

普段映画を観に行かない人だとびっくりするかもしれませんが、個人的には「あ、意外と安かった」っていうのが正直なところです(笑)
20万は超えてるだろうと思ってたから…


以上、2017年の映画マイランキングでした。

来る2018年はどんな1年になるのかな…
映画では、100タイトル鑑賞することを目標にして、また1年頑張りたいと思います。

それでは、今年の記事はこれが最後となります。

また来年も頑張ってブログを書きますので、
どうぞよろしくお願いいたします。



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映画館で映画を観る人はどれくらい?気になった調査をピックアップして紹介。

最近映画館で映画をよく観るようになって、周りから「映画の人」という認識をされるようになった今日この頃。

今年も残すところ約2週間となりましたが、今年観た映画は今日時点でちょうど100本(リピート含)。映画ガチ勢の方には到底及ばない程度でお恥ずかしいのですが、そういえばふと、映画館で映画を観るのって一般的にどうなんだろう?って気になりまして。

調べてみたところ、映画鑑賞に関する調査が世の中に色々あるみたいですね。今回は、「有効回答数が多い」「男女10~70代までの幅広い年代の回答がある」という点で、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(以下、「NTTコム」という)の調査データを参考に、私が気になった部分をピックアップして紹介します。

※NTTコムが実施している「映画館での映画鑑賞に関する調査」は、2012年から毎年6月頃に実施しており、有効回答数が約3,000前後となっています。

映画館で映画を観る人は年々減っている

テレビやレンタルで映画を観る機会はそれなりにあると思いますが、「映画館」で映画を観るか限定した時に、その割合は年々減っているようです。
下記のグラフは、「直近一年以内に、映画館で映画を観た割合」を2012年の調査から直近の調査までまとめたものです。

直近一年以内に、映画館で映画を観た割合出典「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」

2017年の調査で、「映画館で映画を観た」割合は37.1%でした。なんと4割を切っています。
2012年の調査から見てみても、「映画館で観た」割合は徐々に減少していることが分かります。

最近はAmazonプライムビデオ、Hulu、Netflixなどの定額動画配信サービスも人気ですし、そもそも映画鑑賞料金が通常1,800円という価格も高いと思う人が少なくありません。様々な理由から、映画館で映画を観るということに繋がらないと推測されます。

しかし2017年の調査時点は、あの「君の名は。」が公開している期間も含まれていたにもかかわらず、前年よりも割合が低下したのは少し驚きです。「君の名は。」については、普段映画館に映画を観に行かない層が動いた、なんて話も小耳に挟みました。しかし実際は、映画館に行く層のうち、幅広い年代に観られたと解釈するのが現実的なようです。あとは、私のようなリピーターを他映画よりも獲得できたのも大きな要因だと思います。

※リピート鑑賞については、NTTコムの第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査で詳しく分析しています。

映画館で映画を観る人のうち、複数鑑賞する人がじわじわと増えている。

私は、毎週2本程度観るくらいの頻度で映画館に通っていますが、一般的には、映画館での鑑賞本数はどれくらいなのか。ちょっと気になりますよね。NTTコムの調査では、映画の鑑賞本数のデータもありましたので見てみたいと思います。

下記のグラフは「直近一年以内に観た映画の本数」を、2012年の調査から直近の調査までまとめたものです。

直近一年以内に観た映画の本数出典「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」

NTTコムの調査では、「1本」「2~4本」「5~11本」「12本以上」という区切りで分析していましたが、私は敢えて区切らずにグラフを作成してみました。

すると、映画館で観る映画の本数は、1~3本という人が多いということが分かりました。前述の通り、私は現時点で100本観ていますが、一般的には1~3本観るという人が6割弱を占めています。

(心の声)

世間の人はもっと観ていると思ってた…(大嘘)

ただ、私がちょっと注目したところは、12本以上鑑賞している層が、年々増えているということです。割合としては大きくないですが、しかし着実に増えているのがグラフからも見て取れます。
これはまさに、私のように映画鑑賞にハマってしまった人が増えているという事でしょうか…

これはあくまで個人的な感想ですが、1年以内に12本以上観ている層が増えている理由は2つあると考えています。

1つ目は、アニメや漫画の実写映画化が増えてきていること。
アニメとかの実写化って、主演にジャ〇ーズや注目の若手俳優などが抜擢されるケースが多々ありますよね。
その出演俳優を目当てに映画を観に来る人に向けて、そういう映画を大量供給しているのが複数鑑賞の要因になっているのかな、と考えてみました。

ちなみに、NTTコムの調査の「映画館で観る実写映画の選び方」を男女別に表したグラフがありますので引用してみたいと思いますが…

なんと、下記の表を見てみると、女性はほぼすべての年代で「好きな俳優が出演している映画」を選んでいるようです。

NTTコム リサーチ 第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査【表2】より引用
男性)映画館で観る「実写映画」のトップ3(NTTコム リサーチ 第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査【表2】より引用)

 

NTTコム リサーチ 第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査【表3】より引用
女性)映画館で観る「実写映画」のトップ3(NTTコム リサーチ 第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査【表3】より引用)

あくまでアンケート結果ではありますが、女性は俳優で映画を選ぶ傾向があるのですね…
当然、映画を製作する側もこういったデータを把握していると思われますので、最近やたらアニメや漫画の実写映画化が多いなぁと感じていたのは、もしかしたらお客さんの傾向によるものかもしれないですね。

2つ目は、舞台挨拶のライブビューイングが増えたこと。
私は舞台挨拶付き上映に行くことが多いのですが、最近は映画館でのライブビューイングも流行っていて、舞台挨拶の全国同時中継とかやってますよね!
そして、そういう形態で舞台挨拶をする映画も割と増えていると思います。

中継元の座席が取れなかったとしても、別劇場のライブビューイングなら予約できるとしたら…当然、監督や俳優が舞台挨拶に出るなら観に行っちゃいますよね?
このように、ライブビューイングで舞台挨拶に行きやすくなったというのも、要因として考えられるのではないでしょうか。

なんにせよ、映画製作側が「劇場に足を運ばせるための仕掛け」を色々やっているということでしょう。

映画そのものが評価されているのか微妙ではありますが、今後も複数本観る層が増え続けて、映画がもっと色んな人の身近なものになると良いなって思います。

「君の名は。」効果。アニメ映画を観る人が増加

すみません。私本当に「君の名は。」が大好きなのでこれだけは言及しておきたいと思います(笑う)
下記のグラフは、「映画館で観た邦画(実写・アニメ)の種類」について、2014年の調査から直近の調査までまとめたものです。

映画館で観た邦画(実写・アニメ)の種類出典「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」

2014~2016年までは、「アニメのみ観た」より「実写のみ観た」の割合が高かったのですが、2017年は「実写のみ」の割合が前年より半減しているのが分かります。
そして減った分、「実写とアニメどちらも観た」割合が約1.5倍になりました。
簡単に言うと、邦画実写だけを観ていた人が、アニメも少し観るようになったということです。
これは、言わずもがな「君の名は。」を観た人が多かったことによる割合の変化です。

アニメ映画はまだまだ一般的ではないようですが、やはり「君の名は。」は凄かったんだなぁと改めて考えさせられました。

※邦画アニメの鑑賞率については、NTTコムの第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査で詳しく分析しています。

映画の情報源はテレビが首位。映画館で鑑賞することに対して受動的な人にどう足を運んでもらうか。

映画に興味を持った情報源を2つに分けてみた。

「この映画を観よう」と思うにはまずその情報に触れないといけないですよね。どういうきっかけで映画を観る・興味を持つことに繋がるのか、こちらもNTTコムの調査データがありました。
下記のグラフは、2017年の調査から「鑑賞タイトルに興味を持った情報源」をまとめたものです。

鑑賞タイトルに興味を持った情報源出典「NTTコム リサーチ」

各情報源を降順に並べてみたところ、一番割合が高かったのは「テレビCM」でした。次に「劇場の予告編」と続きます。やはりテレビはまだまだ影響力があるのですね…

と、ここでちょっと違う見方をしてみようと思います。
すでにお気づきの通り、各項目をオレンジと緑で色分けしてみました。
オレンジは、「映画」に対して受動的に触れる情報源。
緑は、「映画」に対して能動的に触れる情報源。

劇場の予告編や掲示物などは、そもそも映画館に行かないと触れない情報ですよね。また、映画サイトなんかも、この映画を観たい!とか、観てみようかな…という意思や興味が必要で、能動的に動かないとなかなか触れられない情報源です。
逆に、テレビCMや口コミなんかは、映画を特に意識しなくても触れられる受動的な情報源です。
(※あくまで主観での分類となります)

このように分類してみると、前述した「映画館で映画を観る割合」の最新データに当てはめた時に、37.1%の「観た」人たちは能動的または受動的な情報源に触れる機会があります。逆に、62.9%の「観てない」人たちは受動的な情報源にしか触れる機会がないと考えられます。

そう考えると、映画館で映画を観ないような人だと、映画に関する情報が入ってくる入り口が少ないですよね…

映画館で鑑賞することに対して受動的な人が劇場に足を運ぶには。

大前提として、映画館で観たくなる映画を製作するというのがあると思います。

自分自身、最近映画をやたら観るようになって分かったのが、映画も色々あるということ!
文字通り、見応えがあって面白かったー!と思える映画もあれば、これ映画でやる必要ある?と疑問を持ってしまうものも…
やっぱり映画館まで行って映画を観るのなら、少なくとも「観て良かった」と思える満足感は欲しいですよね。

あとは、まだまだTVの影響力は大きいと思いますので、映画製作側に、TVを使ったプロモーションの戦略をもっと綿密に練って頂くことでしょうか…

すごく個人的な話ですが、私自身、映画館での本編上映前の予告を必ず観てるんです。むしろ、予告と映画泥棒は本編だと思ってるタイプなので、予告流れてるときに騒がしくされるのが結構イラッてくるんですけど(笑) それは置いといて…

映画館で上映される予告って、数か月先の映画の予告も流れるじゃないですか。それこそ、まだ製作中だけど「特報」みたいな短い予告編とかも流れるので、映画館だけで流すのはもったいないなっていつも思うんですよね。
TVでも同じタイミングで流せばいいじゃんって。

TVでの映画CMって、だいたい公開直前か公開後に放映されることが多いですよね。
そこの部分を、公開日よりもずっと前から、少しずつ情報を出していくように変えた方が、映画館での鑑賞に受動的な人にも、長期的にアプローチできるのかなって思います。

それにプラスして、TVCMの内容も映画館での予告と同じものにして欲しいと思います。TVで映画の宣伝をする時って、TVスポット用に予告を作るじゃないですか。そのせいか、映画なのになんかTVっぽく感じるんですよね…
それが「映画館で観る必要性の低下」にも繋がってくるのではないでしょうか。


今回は、たまたま映画鑑賞に関する調査を見かけたので、私なりの考え・見方をまとめてみました。
NTTコムの調査は毎年行われているようですので、最新版が更新されたらまた記事にしようと思います。

※本記事は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社の自主調査「第6回「映画館での映画鑑賞」に関する調査」を利用しています。
調査結果の利用に際して、各データに出典を明記しております。
また、「映画館で観る実写映画のトップ3」のグラフについては、NTTコムの調査結果より引用しております。



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劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~|テレビ版2期を観てない立場から言いたいこと。

響け!ユーフォニアムの1期は超ハマってがっつり観てたんですけど、色々忙しくて、2期テレビ版は観れなかったんです…そのため、今回の劇場版は2期の総集編ということで、とても楽しみにしていました。(にもかかわらず、またしても色々立て込んでて1週目には行けなかった…)

2週目にようやく劇場版を観てきたんですけど、正直に言うと最初「何、これ…」って思いました。ものすごく衝撃を受けて、感想を言葉で表現できないほど感動したんですよね。。

今日は改めて2回目を観てきたのですが、やっぱり泣いちゃって(笑う) 素敵なセリフやシーンがたくさんあるホントに素晴らしい映画だなぁと思いました。まだ言葉にするのが難しいんですけど、少し感想を書きたいと思います。
※TV版2期を観ていないので、もしかしたらTV版を観れば分かるようなことも書くかもしれませんがご了承ください。


「劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」本予告(KyoaniChannelより) 

これは本当に総集編なのかと問いたい。

TV版2期を観た方なら、このシーンは〇話だなぁとか、あそこの話はカットされたなーとかを観て分かると思いますが、私はTV版2期を観れなかった立場なので、逆にTV版にするとしたらどこで分けようかなーと思いながら劇場版を観ていました。

そもそも今回の映画は「久美子とあすか」を軸に再構築されています。そのため、2人を中心に物語が進むように作られているのは分かるんですけど… にしても編集が上手すぎる!

当然、分けるところなど見つけることができなかったし、一つの映画として観せられても全く違和感がないほど素晴らしかったです。

楽器はキャラクター自身だと思う。

そもそもこのアニメは、結構ガチな吹奏楽部を描いた物語なんですよね。練習もすごい厳しいし、香織先輩が麗奈にソロパート取られちゃうようなこととか、それに伴う悔しさとかもしっかり描いてるし…(この辺は1期でやってる)
そうやってみんなが一つの目標に向かっていく姿は本当に観ていて感動します。

そしてそれだけではないのが、このアニメの良いところだったりします。
今回の劇場版を観て改めて感じましたが、大会での演奏のカメラワークに注目すると、登場人物と楽器が半々くらいの割合で映っています。人のほうが見切れて、楽器が前面に出てるカットもありました。

画像引用:(c)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

これはあまり考察したことはなかったんですけど、もしかして登場人物と楽器をリンクさせているからなのでしょうかね。
劇中でも、あすか先輩が「黄前ちゃんってユーフォっぽいね」というセリフがあるように、登場人物の個性と楽器の特徴を重ね合わせるような魅せ方をするなぁという印象がありました。

そもそもユーフォニアムという楽器は、柔らかく豊かな響きの音色です。色んなパートを演奏できる表現力があり、吹奏楽でも重要なポジションなので、簡単に言うと何でも屋みたいな…
そう考えると、あすか先輩はまさにユーフォみたいな人で、パートリーダーも副部長も勉強も演奏もなんでも出来ちゃうすごい人っていうところに共通点を見出すことができます。
(久美子がユーフォっぽいという考察はまた別の機会に…)

でも、ユーフォは表現力豊かでどんなパートも演奏できるといっても、決して特別な楽器ではなく、吹奏楽の中で見れば一つの楽器にすぎません。
まさにそういった部分は、あすか先輩が練習に来なくなって初めて、周りのみんなが、彼女が特別な存在ではなかったことに気づくシーンに繋がるのだと思います。

なので、私にはどうも楽器はキャラクター自身を表してるように思えるんですよね。だから演奏のシーンは、楽器=キャラクターだからしっかりカメラで捉えてるのかなって。
このアニメの制作が京都アニメーションで本当に良かったって思ったよね。。

自分が良いと思ったシーンやセリフ

本当に編集が素晴らしくて、好きなシーンやセリフがいっぱいあるんですけど、分かる範囲で何点か紹介したいと思います。

①始まりと終わりのシーン

映画の一番最初、あすかの子供時代のお話から始まりますが、カットとしては橋の下から始まります。
そしてラストは、橋の下であすか先輩のユーフォの演奏を久美子が聴くシーン。
自分だけだと思いますが、最初と最後の場所が同じっていうのがすごく良いんですよね。。
全然関係ないですけど、橋の下と言えば、中島みゆきさんの夜会「橋の下のアルカディア」を思い出すなぁ…

②「黄前ちゃん、ユーフォ好き?」

このセリフ、映画の中で何回か問われるんですよね。同じ質問をするっていう表現がすごい好きなんです。
「同じ質問」ということは、質問は同じだけど答えだけは変わる可能性が残されているということなので…

 画像引用:(c)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

映画では、文化祭での演奏の前にあすか先輩から「黄前ちゃん、ユーフォ好き?」と聴かれて、久美子は「改めて言われると怖気ずくというか…」というあいまいな回答。

それがラストシーンでは、
あすか先輩「黄前ちゃん、ユーフォ好き?」
久美子「はい!好きです!」
あすか先輩「私も」
に変わるんですから。もうこのやり取り泣きますやん…

③「ずっと聴いていたいです!今、吹いて欲しいくらい!」

久美子があすか先輩の家に行ったシーンでのセリフ。普段は感情的にならない久美子が、「あすか先輩のユーフォが好きです」と明確に発言した後のセリフ。

久美子ってホント一生懸命なんですよ。普段あんなになぁなぁなのに、こういうここぞという時に溢れ出る感情に感動しました。

④「後悔するって分かってる選択肢を自分で選ばないでください」

あすか先輩と久美子が校舎脇で言い合うシーンの中でのセリフ。ここの一連のやり取りはどれもこれも名ゼリフばかりで、全部良かったんですけど、特にこのセリフの破壊力はヤバかった…
正直、ここ一番号泣した…

久美子のお姉ちゃんが後悔してるのを見たから言えるんですよね。あすか先輩に対して一生懸命な久美子の姿がとても印象的でした。

⑤「響け!ユーフォニアム」

もちろんTV版を観ている方なら当然に知っていたんでしょうけど、私は2期観れてなかったのでこれは初見でした…
あすか先輩が吹いてた曲のタイトル初めて知ったよ…
アニメのタイトル持ってくるのホントずるいよね(褒めてる)


現時点で書きたいと思ったことは以上になります。
ホントに総集編とは思えないほど素敵な映画でした。

いつも映画を観に行く時に、素敵なセリフとかを書き留めようと思ってノートを持っていくんですけど、ユーフォに関しては6ページも書いちゃったよ…(暗闇の中書き殴ったんでその内3割くらい解読不能)

まだまだ良いシーンやセリフがたくさんありますし、色んな考察ができる部分もあるのかなと思うので、また機会があったら書きたいと思います。

来週また入場者特典もあるみたいなので、それも欲しいですし!


公式HP:劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~

トップ画像:(c)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

鑑賞記録

劇場

MOVIX亀有
スクリーン8(ビスタサイズ)
上映回:2017年10月15日(日)9時40分~

本編前予告作品一覧(上映順)

(1)GODZILLA 怪獣惑星

(2)はいからさんが通る-前編-

(3)探偵はBARにいる3

(4)ジャスティス・リーグ

(5)バリーシール アメリカをはめた男

(6)特別版Free!-Take Your Marks-

(7)曇天に笑う-外伝-~決別、犲の誓い~

(8)中二病でも恋がしたい-Take On Me-

(9)インフィニティ・フォース

(10)曇天に笑う

客層

20代 5割
30~40代 4割
50代以上 1割
男女比 7:3

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