私が大好きな「君の名は。」がついに実写映画化するとの情報が本日発表されました。ツイッターのトレンドにも上がり、かなり注目度の高い話題で、私も少し動揺してしまいました…
とはいえ、興行収入250億を超える大ヒットだったのだから実写化するのも時間の問題…と想定していただけあって、ついに来てしまったかというのがまず最初の感想でした。
でもまさかハリウッドとは…
北米で公開された際には、97%の批評家が絶賛したなんていう話もありましたが、海外の皆さんにも受け入れてもらえた、ということなんでしょうか。
とにかく、「君の名は。」実写化の詳細情報は今後要チェックですね。
実写化するにあたり、映像をどう表現するのか
「君の名は。」は、ストーリーももちろん素晴らしかったのですが、映像や音楽などの全てがうまく相乗効果を出している点が素晴らしいと思っているので、実写となるとそれらがうまく表現できるのかというところがすごく気になります。
細かい設定などもそうですが、一番難しそうなのは映像。
そもそもアニメ版の君の名は。は、背景の精度や光の使い方など、映像が緻密で圧倒的に美しいと感じました。そしてその背景などにキャラの心情を表現するなど、映像の中の情報量がかなり多いのも特徴です。ハードルを上げるようですが、アニメと同様に「映像で魅せることができるのか」ということが実写化の中で重要になってくると思います。
それこそ一つ一つのシーンが絵になるくらい構図も良いので、そんな映像やカメラワークが、実写でもちゃんと撮れるの?というのが正直なところです。(上から目線で恐縮ですが)
ただ、今回の実写化については、私は好意的に捉えています。
東宝、パラマウント・ピクチャーズ、バッド・ロボット・プロダクションズの3社合同での共同開発ですし、オリジナル版のプロデューサー・川村元気氏も参加されるとのことですので、映画のイメージが大きくずれることは無いだろうと思っています。
また、映画の重要なシーンであるカタワレ時が実写でどう表現されるのかは気になるところでもあります。
何にせよ、出演者や具体的な内容などの詳細がまだ分からないので、現時点では期待のほうが大きいです。
「メッセージ」のエリック・ハイセラー氏が脚本を担当。これは救いだった。
今回の「君の名は。」実写は、脚本をエリック・ハイセラー氏が担当されるとのことです。この方は、「メッセージ」という映画でアカデミー賞脚色賞にノミネートされました。
私も「メッセージ」を鑑賞しましたが、どうも「君の名は。」に似てるんですよね…映像やストーリーの奥深さとか、すごく考察したくなるしリピートしたくなっちゃうところとか…
実写でこれほど引き込まれた映画はなかなか無かったので、その映画に携わった方が実写版「君の名は。」の脚本ということで、私の中では救いでもあるし期待もしています。
実はこの映画、新海監督もご覧になっており、ツイッターで下記のようなコメントをされていました。
映画『メッセージ』試写。あのテッド・チャンの名作『あなたの人生の物語』の、想像よりもずっと誠実な映画化でした。ヘプタポッドのあの表義文字がスクリーンに現れた時の感動……! 思索的な原作そのままとは(どうしたって)いきませんが、それでもとても素敵な映画でした。良かった。好きです。 pic.twitter.com/cCibGETf2t
— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2017年2月13日
監督も好きな映画の脚本なら、きっと任せても大丈夫…?
これから少しずつ情報が出てくると思うので、どんな映画になるのか、期待と不安を胸に見守っていきたいと思います。
公式HP:君の名は。
トップ画像引用:(c)2016「君の名は。」製作委員会